【那須塩原】東京都東部や埼玉県内の子育て世代、若い独身者のUターンなどを念頭に市は、地元の魅力を発信する短編映画製作や東京での移住相談会・イベント、市内の魅力体験ツアーなどに取り組む。FMラジオ局や在京テレビ局、ファミリーレストランとの連携も想定。移住・定住先として多角的で集中的なプロモーション活動を展開したい考えだ。23日の市議会全員協議会で説明した。

 国の地方創生加速化交付金を活用した地域魅力創出事業費6千万円を2016年度一般会計補正予算案に盛り込み、6月定例市議会最終日の24日、提出する。

 魅力体験ツアーは、市内に1泊し、農業体験や就職・住まいの相談、乗馬体験、観光PRなどを行う。さらに東京で同様の相談会、市民も参加したイベントも企画する。

 また市民参加の短編映画を製作し、人やもの、場所などさまざまな魅力をインターネット上で公開。在京テレビ局に映画製作過程を題材とした特集番組も依頼する考え。エフエム栃木で放送している市の番組を、さいたま市の「FM NACK5」で再放送し首都圏向けの発信も計画する。

 さらに子育て世代や若者の利用が多いファミリーレストランと連携し、テーブルステッカーなどで市内の魅力をPRしていくという。

 一方、市民やNPOにPR事業への参加を促し、企画・運営のノウハウを取得してもらうプロジェクトも計画。専門家などで育成プログラムを作り、自立して「稼ぐチーム」に成長するまで支援するとしている。

 市シティプロモーション課によると、国の交付金内示は8月ごろになり、不採択などの場合には事業内容を圧縮するなど再精査するとしている。