あしぎん総合研究所(伊沢正吉(いざわまさよし)社長)は17日までに、2016年度「新入社員意識調査」の結果をまとめた。女性活躍推進の機運が高まる中、「いずれは家庭に入りたい」と回答した女性は前年度比5・4ポイント減の22・3%と10年度の調査開始以来、最も少なかった。また「定年まで働きたい」「転職したい」「いずれ転職したい、してもよい」と回答した女性は合わせて7割を超えており、女性の働く意欲が強まっている。

 「定年まで働きたい」と回答した女性は3・4ポイント増の42・7%。「いずれは転職したい、してもよい」は0・3ポイント増の26・0%。同総研の担当者は「女性の活躍推進を政府が掲げていることから、全体的に女性の働き続ける意欲が上がっている」と説明する。

 その上で「就職する・働く目的」(複数回答)の質問では、「収入を得ること」が全体で77・2%と3・7ポイント上昇している点に着目し、「女性が働き続けることが現実的になっており、『収入を得る』など堅実な回答が増えている」と分析する。

 「定年まで働きたい」と回答した男性は0・9ポイント増えて65・5%だった。

 不安に感じていること(複数回答)で最も多かったのは「仕事についていけるか」で72・9%。「職場の人間関係」が62・1%で続いた。

 新卒者の就職活動状況では、就職活動で訪問した会社数は「1、2社」が48・2%と最多。同総研は「企業の人手不足を受けて学生優位の『売り手市場』となった」とみている。

 調査は同総研などが今春開催した新入社員セミナーの受講者を対象に実施した。県内の中小企業を中心に645人(男340人、女305人)が回答した。回答率は99・7%。