県は、本県から首都圏に進学した学生の就職活動を支援するスマートフォン(スマホ)用アプリを開発、夏ごろから運用を始める。栃木労働局から新卒求人データを入手し、アプリで照会できるようにする。自治体がこうしたアプリを運用するのは全国で初めてという。

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 県労働政策課の担当者は「スマホは就職活動で必須のツール。学生に手軽に本県企業を知ってもらい、一人でも多くの学生に本県で就職してもらえれば」と話している。

 同課によると、県内には優良企業が多く存在するが、県外に転出した学生はこうした企業情報を把握していないという。効果的に学生に周知する手段として、スマホ用アプリを開発することにした。

 名称は「とちまる就活アプリ」。求人情報を入手するため、検索機能を設け、「業種」「職種」「業界別」やフリーワードでも検索できるようにする。自分が希望する企業や業種などを事前に登録しておくと、情報が更新される際、画面に表示される機能も付ける。

 6~7月ごろから一部の機能を利用できるようにし、8月には全ての機能が使えるようになる予定。

 対象となるのは大学、短大・高専、専門学校の学生。栃木労働局の新卒求人数は中卒・高卒を除くと、年間約5千人で、これらの情報がアプリで見られるようになる。

 県は、首都圏の大学に進学した本県出身学生のUターンや県外出身学生のIJターン就職を促進するため、昨年6月から、首都圏の大学・短大と就職促進協定を締結している。4月末時点で81校と協定を結んでおり、就活アプリでさらに促進させたい考えだ。