宇都宮大教育学部を2014年3月に卒業した学生の教員就職率は71・3%で、全国4位となったことが27日までに、文部科学省のまとめで分かった。前年より0・1ポイント増で順位も一つ上げ、東日本では2年連続でトップとなった。全国44の国立教員養成大学・学部の平均は60・4%。同大は、教員採用試験に特化したセミナーや模擬面接など、きめ細かい学生支援が高い教員就職率につながっているとみている。

 同大によると、14年の教育学部卒業生は150人で、教員になったのは107人(正規58人、臨時49人)。正規採用者の赴任先は小学校41人、中学校8人、高校3人、特別支援学校6人。教員になった107人のうち、約7割が県内で採用されたという。

 同大は05年の教員就職率が38・1%と低迷したことから就職支援室を設け、学生の支援を強化。同大教育学部OBの小中学校校長経験者が常駐し、教職に対する学生の相談体制を充実している。また教員採用試験対策セミナーでは同大の教員が過去の問題や実技、面接指導など実践的なカリキュラムを続けている。

 同大は2016年度から教員免許取得を目的としない総合人間形成課程の学生募集を停止し、学校教育教員養成課程1課程(定員170人)に改組する予定。同大は「高い教員就職率の実績を生かし、学校現場のニーズにあった質の高い教員を養成する」としている。

 教員就職率が最も高かったのは鳴門教育大の79・1%。次いで金沢大75・8%、愛知教育大71・4%だった。