労働者の祭典・第86回県メーデー中央大会が29日、鹿沼市下石川のフォレストアリーナ(鹿沼総合体育館)で開かれ、約1500人(主催者発表)が雇用安定、労働者保護などを訴えた。連合栃木などを中心とする実行委員会の主催で、県中央大会が宇都宮市以外で開かれるのは、一昨年の小山市に続いて2度目。

 実行委員長の加藤剛(かとうたけし)連合栃木会長はあいさつで(1)物価上昇で実質賃金が目減りしている(2)戦後70年、戦争の悲惨さ、平和の大切さを次の世代に伝えるのが使命(3)労働者派遣法改正案などは低賃金につながる−と指摘。「いっときの政府の権力で守られるべき法律の悪法化は認められない。連合一体となって取り組みたい」と訴えた。

 続いて来賓として知事代理の馬場竹次郎(ばばたけじろう)副知事や民主党県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員らがあいさつ。メーデー宣言や「労働者保護ルールの改悪阻止」「オレンジリボン運動カンパ」の特別決議を採択し、最後に「がんばろう三唱」でこぶしを突き上げた。

 この日県内では中央大会のほか、那須地区など5会場で地区大会が開かれ、各種イベントが繰り広げられた。