「サーバントリーダーシップと企業の社会的責任」 資生堂会長 池田守男氏

下野新聞社など主催の第三十九回しもつけ21フォーラムが七日、宇都宮市内のホテルで開かれ、資生堂の池田守男会長が「サーバントリーダーシップと企業の社会的責任」と題して講演した。二十一世紀の社会には奉仕を意味する「サーバント」の精神が必要とした上で「企業にもトップダウンのリーダーシップばかりではなく、上の者が下の者を支えるサーバントリーダーシップが求められている」と述べた。

池田会長が社長に就任した二〇〇一年当時は業界全体が「苦難の時代」にあり、資生堂も二十一世紀に対応していくための改革が急務だったという。その後、「店頭の活性化」をはじめ、シャンプー、リンスの新ブランド「TSUBAKI」の誕生にもつながった「ブランドの絞り込み」など、さまざまな試みを経て「お客さまのために、社会のためにとの精神が五年がかりで実現されつつある」と話した。

また、組織の理想的な形として、通常のピラミッド型とは上下が反対となる逆ピラミッド型を提案。「お客さまに対応する販売スタッフが一番上になる。すべての社員の目線が会社トップにではなく、お客さまと社会に向けられている組織が望ましい」と説明し、「そうした組織の具現化に必要なのがサーバントリーダーシップだと思う。トップも含めて全員で動き続けていくことが、あるべき組織の姿ではないか」と強調した。