「いいひと いいこと つぎつぎ“とちぎ”−さらなる飛躍の栃木へ」 栃木県知事 福田富一氏

福田富一知事は十日、字都宮市内のホテルで開かれた第三十四回しもつけ21フォーラム(下野新聞社など主催)で講演し、次期総合計画「とちぎ元気プラン」を推進するために、県政の重要課題について意見交換する有識者懇談会「とちぎ元気UP委員会」(仮称)を新年度に設置する考えを明らかにした。また、県庁外部から数人の政策顧問(アドバイザー)を起用する意向も表明、民間の頭脳を幅広く県政運営に生かし、県民との協働を進める考えだ。

今回のフォーラムは県北政経懇話会一月例会を兼ねて開かれ、約二百五十人が出席。知事は「いいひと いいこと つぎつぎ“とちぎ”−さらなる飛躍の栃木へ」と題して講演した。

知事は「元気UP委員会」について「足利銀行の受け皿と地域再生・活性化を議論する県産業再生委員会と並行して、県政の課題を弾力的に幅広く検討する組織をつくる必要がある」と述べた。

委員は二十人程度で任期二年とし、知事が座長を務める。必要に応じてワーキンググループも設置し、全体会議は年四、五回を予定している。

「政策顧問」については「県議会から政策のシンクタンクを知事が持つべきだとの意見をいただいている。役所の中だけの意見や議論ではなく、外部の新鮮な空気が必要だ」との考えを示した。

人選については「審議会や経営戦略会議のメンバー、行政経験者、マロニエ特使、県産業再生委員会、全日本クラスの有識者など、各分野から適切な人を選定し、さまざまなアドバイスをしてもらいたい」とした。

また、知事は「とちぎ元気プラン」の重点テーマである「人間力」の形成について、推進組織を設置して推進プランを策定し、県民運動として展開する方針を明らかにした。社会貢献をした人などを表彰する「人間力大賞」も創設する考えだ。

県民運動の具体例としては「家族で一緒に食事を食べよう運動」「ひとり一ボランティア=もう一枚名刺を持とう運動」「一日一個ごみ拾い運動」などを挙げた。

このほか、人間力形成に関連した取り組みとして「祭りの復活」を挙げ、旧粟野町の国指定重要無形民俗文化財「発光路の強飯式」が人手不足で中止となったことを引き合いに、「祭りに人が足りないときに人を向ける『まつり支援隊登録制度』も必要だ」と述べた。

フォーラム終了後、同ホテルで県新春賀詞交換会も開かれた。