「化石燃料と環境」 コスモ石油会長 岡部敬一郎氏

下野新聞社など主催の第三十七回しもつけ21フォーラムが二十六日、宇都宮市内のホテルで開かれ、コスモ石油の岡部敬一郎会長が「化石燃料と環境」と題して講演した。一九九三年の社長就任以来、全社を挙げて「地球環境問題」に取り組んできたことを踏まえ「これからは地球修復の時代。創意工夫をこらした取り組みを続けていきたい」などと述べた。

岡部会長はまず、世界的な石油価格の高騰について「現在、SS(サービスステーション)業界は大変な苦境に立たされている。われわれとしても想定外の値上がり」と説明。約百五十年前の発見以来、世界で重宝されてきた歴史を振り返り「地域によっては将来、石油が枯渇してしまうという問題がある」と指摘した。

日本の中東諸国への依存度が高い現状には「石油を使っていく限りは、中東のそれぞれの国の特性を踏まえた多角的対応の外交が必要になる。現在の中東との関係は希薄なように映るので、もっと考えなければならない」と強調した。続いて「環境問題への取り組み」として、「ココロも満タンに」「ずっと地球で暮らそう」をスローガンに同社のエコカード基金を活用した「環境学校」などさまざまな活動を紹介。「地球修復の時代に、環境にやさしい商品を提供するのは当たり前のこと。それ以外にどんな社会貢献ができるかを考えながら活動していきたい」と述べた。