県は20日から始まる行政職を対象とした本年度のインターンシップで、当初約130人だった定員を拡大し、過去最多の170人を受け入れる。本年度の職員採用試験の応募者数が過去最少の1118人に落ち込み、人材確保に苦しむ中、全庁を挙げて、県庁の仕事に興味を持つ学生を受け入れ、来年度の応募者増につなげたい考えだ。

 県人事課によると、インターンは学生の職業意識の向上や、県政への関心・理解を深めてもらう目的で実施している。前年度は151人を受け入れた。

 本年度の行政職は24日までの5日間で、学生は各所属で業務や施策を学び、簡単な作業などを行う。

 採用試験の応募者数減を受けて、県は職員が母校を訪問するリクルート活動やツイッターでインターンのPRも強化。6月までに予定を超える約190人の応募があり、同課は各所属に受け入れ拡大を要請した。

 採用試験を控える大学3年生は優先してほぼ全員を受け入れることにした。本庁などの約70の所属に振り分けるという。参加学生には終了後も試験日程などの情報を提供し、興味と関心をつないでいく。

 同課の担当者は「待っていてもいい人材は来ない。囲い込みとは一線を画すが、県庁への理解を深めることで、結果として採用試験の応募者数増加につながってほしい」と話している。