来春卒業予定で就職を希望する大学生の10月1日時点の内定率は前年同期比7・0ポイント減の69・8%だったことが17日、文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。1996年の調査開始以降、リーマン・ショック後の2009年(10年3月卒)の7・4ポイント減に次ぐ下落幅となった。この時期としては5年ぶりに70%を下回り、新型コロナウイルスの影響が鮮明になった。短大は13・5ポイント減、専修学校も14・9ポイント減といずれも過去最大の落ち込みとなった。

 企業には採用人数を抑制したり、内定を取り消したりする動きが出ており、厚労省と文科省は大学生らの卒業から3年以内は新卒扱いで採用するよう企業に求めている。厚労省の担当者は「就職説明会が中止になるなど情報収集や相談の機会が減っており、支援に努めたい」としている。

 大学生の内定率は全国の国公私立大62校の4770人を対象に電話や面接で調査した。文理別では、文系が68・7%(7・5ポイント減)で、理系の74・5%(4・8ポイント減)より落ち込みが目立った。