今春卒業した県内大学生の3月末時点の就職内定率は、前年同期比0・1ポイント増の98・0%で、統計比較可能な1998年以降で最も高かったことが26日、栃木労働局の調査で分かった。4年連続で過去最高を更新した。短大卒は96・8%、高卒は99・4%で、共に過去最高だった前年同期を下回ったものの、高水準を維持した。

 県内ハローワークで受理した大学、短大、高専、専修学校生らの求人数も7・1%増の5707人と98年以降で最高だった。

 大卒求人は、産業別で見ると「医療、福祉」が19・3%増の1126人と最多だった。職業別では、福祉関係の専門職を含む「管理、専門的・技術的職業」が11・4%増の1842人で最も多かった。

 高卒求人は11・0%増の8485人となった。これに対して求職者数は4・6%増の3810人で、求人倍率は過去最高の2・23倍となった。

 約4割を「製造業」が占め、11・5%増の3273人。職業別に見ると「生産工程」が約4割を占めており、現場要員の需要が高い。

 栃木労働局の浅野浩美(あさのひろみ)局長は「企業が大学生の採用に苦戦していることが、高校の求人が大きく増えた背景にある」と分析した。売り手市場が続く中、4月から順次施行の働き方改革関連法を踏まえ、「休みが取れるのか、残業はどれくらいかなど、求職者の方には働きやすさにもしっかり注意をしてほしい」と呼び掛けた。