栃木労働局が1日発表した今春卒業を予定する大学生の1月末現在の就職内定率は、前年同期を4・7ポイント上回る86・4%で、統計比較が可能な1998年以降で最も高かった。短大生については2・1ポイント下回り83・3%。高校生も1・1ポイント下回る94・8%となったが、求人倍率は0・12ポイント増の2・19倍と、98年以降で最高だった。

 県内ハローワークで受理した大学、短大、高専、専修学校生らの求人数は7・1%増の5684人となり、98年以降で最も多かった。大学生の求人は、「医療、福祉」が19・3%増の1119人。職業別に見ると、経営や開発など「管理、専門的・技術的職業」が1834人と多く、他の職業に比べ11・5%増と伸びも大きかった。

 同日の記者会見で白兼俊貴(しろかねとしき)局長は「引き続き若者ニーズが高い」と指摘した。高校生については、「将来を見据えて育成することを踏まえた求人が出ている」と説明した。

 同労働局が求人数、求職者数を共に把握している高校生は、求人数が10・9%増の8419人で、2008年のリーマン・ショック以降で最も多かった。

 約4割を「製造業」が占め、11・5%増の3253人。職業別に見ると、「生産工程」が同様に約4割を占めており、製造業などの現場要員の需要が高い。規模別では、299人以下の中小企業の求人が約8割を占め、特に需要が高まっている。