【宇都宮】市は22日、市内から東京圏に進学・就職する若者や東京圏在住の若者・子育て世代などに市内へのUターンや移住・定住を促すため、関連情報を集約し発信する情報端末向けアプリの配信やパンフレットの配布を始めた。市によると、移住・定住情報に特化したアプリによる発信は全国初。佐藤栄一(さとうえいいち)市長が同日の定例記者会見で発表した。

 アプリでは、移住する際必要となる「働く」「住まう」「子育て・教育」「楽しむ」の項目別に情報を集約し紹介。移住者の体験談や人工知能(AI)を活用したよくある質問(FAQ)機能のほか、「1人当たりの地方税」や「不動産取引価格」を他都市と比較する「データでみる宇都宮」などを掲載した。

 パンフレットはA4判で、女性の手に取って見てもらえるようカラフルな色使いとしたほか、東京圏とのライフスタイルの比較などを掲載した。本年度6千部作製。東京圏の大学や市内の高校、大学、成人式などで配布する。

 市の転入・転出の動向をみると、県内市町から市内への転入は転出を大きく上回る一方、市内から東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)へは転出が超過する。一方、年齢別では10代後半は転出が多く、20代~40代に転入超過となるが、男性の転入数は女性より多く、20代~40代の人口は男性が女性を1万人上回っている。

 佐藤市長は「市内での暮らしをイメージできるようライフスタイルなど幅広い情報を発信する。移住・定住のきっかけにしてほしい」と述べた。アプリケーションのダウンロードは無料。アイフォーン向けは来年1月上旬公開予定。アプリとパンフレットの制作費は980万円。