栃木労働局が31日発表した9月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・02ポイント上回り1・35倍となった。有効求人数が増えたことで、3カ月ぶりに上昇した。雇用情勢判断は「改善が進んでいる」と、3カ月連続で据え置いた。

 全国は1・52倍で、本県順位は前月から一つ下がり34位。白兼俊貴(しろかねとしき)局長は「求人は引き続き堅調に推移している」と説明した。

 背景に人口減や製造業の生産伸長があるとの見方を示した上で、今後も「じりじり上がっていくのでは」と見通した。一方で強まる人手不足感には「事業主向けに、求人改善支援やミニ面接会の開催などを地道にやっていくことが不可欠」と述べた。

 新規求人倍率については0・18ポイント上回り1・96倍。正社員求人倍率は0・02ポイント上回り0・96倍だった。新規求人数(原数値)は前年同月比2・1%増の1万5157人。産業別に見ると、それぞれ同求人数の約15%を占める製造業と卸売り・小売業のほか、現在従事するスタッフの負担軽減目的の求人も出た医療・福祉などで伸びた。