栃木労働局が30日発表した8月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・01ポイント上昇の1・19倍で、2カ月連続で改善した。季節調整ベースで有効求人数の増加が有効求職者数の増加よりも大きかった。全国は1・37倍。本県順位は前月より三つ上がり32位だった。

 原数値では、求職者は減少傾向、求人数は増加傾向が続いたが、白兼俊貴(しろかねとしき)局長は「改善が進んでいるのは確かだが、事業再編がまだ続いており、厳しさにも留意しておきたい」と説明。雇用情勢の判断は「一部に厳しさが見られるものの、改善が進んでいる」と16カ月連続で据え置いた。

 新規求人倍率は前月比0・19ポイント減の1・61倍。正社員求人倍率は0・80倍で前月と同水準だった。

 新規求人数(原数値)は1万2636人。産業別に見ると、宿泊業・飲食サービス業や建設業などで前年に比べ増加した一方、製造業で減少した。

 飲食サービス業はファミリーレストランの新規出店やランチサービスの充実など、建設業は首都圏での受注増のため求人が増加した。製造業は、食料品で工場新設による求人が一服したことなどから減少した。