東京圏居住者を対象に県が実施した地方への移住意向などを聞く「UIJターン意向調査」結果が、4日までにまとまった。全体では32.6%が地方への移住の意向を示し、うち本県出身者は「移住を予定・検討」が11.6%、「移住したい・移住を検討したい」が28.4%だった。一方、東京圏出身者は「移住を予定・検討」と「移住したい・検討したい」は合わせても20.7%だった。本県へのUターンや移住希望はさらに減るという推計値も出ており、人口減に悩む県としては課題となりそうだ。

 県庁で同日開かれた「県次期プラン及び地方創生総合戦略策定懇談会」で県が報告した。UIJターン意向調査は7月、インターネットを通じて行った。東京、神奈川、千葉、埼玉の東京圏居住者1419人(うち本県出身者507人)から回答を得た。Iターンは都市生まれなどの人が地方に移り住むこと、Jターンは地方生まれの人などが進学や就職などで都市部に住み、その後、別の地方に移住することを指す。

 東京圏に居住する本県出身者で「移住は考えていない」は60・0%。一方、東京圏出身者(459人)をみると、「移住は考えていない」は79・3%、「移住を予定・検討」は5・0%にとどまった。その他道府県出身者(453人)も「移住は考えていない」が63・8%。

 本県出身者のUターン希望者と、本県外出身者がIJターンの候補地として本県を検討対象としている人を別の設問との関係で推計したところ、本県出身者は24・3%がUターンを希望したが、本県外出身者は4・6%だった。

 本県出身者の東京圏居住のきっかけは、男性は就職が38・7%、異動・転勤が12・9%、転職が7・3%と答え、就業状況と密接なようだ。進学は19・8%、結婚は7・7%。女性は結婚が31・3%、進学が27・4%、就職が14・3%。

 また「就職や結婚観などに関する大学生アンケート」として県内8大学の3年生2310人に郵送で調査した。回答率は52・2%。就職希望地域は県内が30・8%、東京圏は14・6%、その他道府県は24・3%という結果だった。