今年から多くの企業で新卒採用の選考開始が8月となった。就職活動には「好印象」が欠かせないが、新たに「暑さ対策」もキーワードとなりそう。カネボウ化粧品栃木支店販売部美容係長の山口園子(やまぐちそのこ)さんに、暑くても崩れにくい好印象メークのこつを教えてもらった。

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 「崩れた化粧や汗でベタベタの姿では、清潔感やフレッシュな印象を損なってしまいます」と山口さん。

 まずはスキンケアに一工夫を。コットンに化粧水を含ませ、肌に風を送るようにやさしくパッティングすると、皮膚温が下がって肌が引き締まるという。乳液は皮脂腺があるTゾーンは少なめ、乾燥の気になるところを中心になじませる。

 メークは化粧下地とファンデーションで「薄く」「均一」がポイント。パウダー、リクイドは好みで。リクイドなら、塗った後に何も付いていないスポンジでパッティングし、フェイスパウダーで仕上げれば、肌になじみ持ちも良くなる。

 好印象に欠かせないのはチークだ。頬に血色感を出すことで、はつらつとした印象になる。最近、20代女性の間で目の下から広範囲にチークをのせる“酔っ払い風”が流行しているそうだが、これはご法度。「流行を意識せず、骨格に合わせた標準的な入れ方を。肌なじみの良い色を、頬の一番高くなるところを中心にふんわりとのせましょう」

 眉色は髪色に合わせると自然。眉頭より眉尻が下がらないよう意識して描く。隙間から見えている地肌を埋めるように描くと「きちんと感」がアップ。仕上げに眉マスカラで毛流れを整えれば、りりしい印象を与えることができるという。

 目元は自然に。ベージュ系のアイシャドーを使い、アイラインはまつげの根元の間を埋めるように描く。若い女性は過度なメークをしがちだが、「目尻を跳ね上げたアイラインや付けまつげは控えて」。マスカラは、ウォータープルーフやお湯で落ちるタイプなどが目の下へのにじみに強い。

 口紅は肌をきれいに見せるベージュピンクがお薦め。ティッシュで軽く押さえ、2度塗りすると色持ちが高まる。積極的な印象には大きめに描くのがこつだ。

 化粧直しはこすらず、軽く押さえる程度に。山口さんは「熱意はもちろんだが、メークでも印象は大きく変わる。自信を持って選考に臨むためにも清潔感を心掛けて」とエールを送る。