首都圏の大学に進学した学生の本県へのUターンやIターン就職を促そうと県は26日、日本大(東京都千代田区)と就職促進協定を締結する。県は本年度70校との協定締結を目指しており、同大が1校目となる。

 県によると、県内の高校を卒業して昨年、大学・短大に進んだ9969人のうち、7376人が県外に進学。東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県に限定すると5291人に上る。こうした学生を対象に、大学と協力して就職支援事業を実施することで、県内産業界の若手人材の確保を図る。

 協定を通じ県は、学内で開く就職ガイダンスなどに職員を派遣するほか、UIターン情報掲示ボード(とちまるボード)を提供。大学はとちまるボードを使った学生への情報周知や、県の学生向けメールマガジンへの登録案内などを行う。

 2015年5月現在、同大に在学する本県出身者は2142人で、県外進学者の中では同大が最多という。26日は同大の大塚吉兵衛(おおつかきちべえ)学長が県庁を訪れ、福田富一(ふくだとみかず)知事とともに協定書に署名する。

 県労働政策課によると、これまでに首都圏の大学約200校に協定締結を呼び掛け、うち約40校が応じる意向で、約60校からは「検討する」との回答があったという。