「地域活性化による日本経済の再生」 日本商工会議所会頭 岡村正氏

 下野新聞社主催の「しもつけ21フォーラム」12月特別例会が15日、宇都宮市のホテル東日本宇都宮で開かれ、東芝相談役で日本商工会議所会頭の岡村正(おかむらただし)氏が「地域活性化による日本経済の再生」と題して講演した。岡村氏はグローバル化が急速に進む中、中小企業の海外進出が不十分だと指摘した上で「商工会議所としてサポートすることが大きな任務だ」と述べた。

 岡村氏はインターネットの普及などで、21世紀の事業環境が大きく変化したと指摘。「グローバル化」「デジタル化」「多様化」を挙げ、「変化の後追いではなく、自ら変化をつくり出していくことが企業の隆盛につながる」と語った。

 中小企業の現状については「特に内需中心の企業は、時代の大きな変化に即応できていないのでは」と疑問を呈し、IT(情報技術)を活用した生産性向上や海外進出の重要性を訴えた。

 東芝社長時代の2001年にITバブル崩壊に直面した岡村氏は、自らの経験を踏まえ企業改革には危機感や将来のビジョンを全社員で共有するなど、コミュニケーションの必要性を強調。「話すだけでは駄目。相手を動かしてこそコミュニケーションだ」と話した。