「味の素のグローバル・グループ経営~味の素グループ経営、創業100年を迎えて~」 味の素会長 山口範雄氏

 下野新聞社が主催する第79回「しもつけ21フォーラム」が11日、宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、味の素の山口範雄(やまぐちのりお)会長が「味の素のグローバル・グループ経営~味の素グループ経営、創業100年を迎えて~」と題して講演した。

 世界初のうま味調味料「味の素」は1909年に発売。「以来、味の素の持つ調味料と、アミノ酸の一種であるグルタミン酸が主成分という二つの側面から、加工食品メーカーと、生物に欠かせないアミノ酸メーカーとして、事業の多角化を進めてきた」と、同社の歩みを紹介した。現在、生産拠点は全世界に100カ所以上、約2万6千人の従業員のうち6割が海外で働く。

 アミノ酸の新機能の研究からは、ダイエット飲料などに幅広く活用される甘味料「アスパルテーム」、睡眠を深くし、体を休ませるサプリメント「グリナ」など、多くの新商品が誕生している。

 「創業100年でグループ経営理念に新たに『いのちのために働く』を掲げた。食資源確保、飽食・飢餓による健康問題など21世紀の人類の課題にどう貢献できるか、世界一のアミノ酸メーカーとして、真剣に向き合う」と表明。「そのことによって、100年後も生き残る企業になりたい」と述べた。