「NEXCO東日本 民営化4年間を振り返って ~地域に貢献する会社を目指して~」 東日本高速道路社長 井上啓一氏

 下野新聞社が主催する第80回「しもつけ21フォーラム」が2日、宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、東日本高速道路の井上啓一(いのうえけいいち)社長(65)が「NEXCO東日本 民営化4年間を振り返って ~地域に貢献する会社を目指して~」と題して講演した。

 井上社長は旧建設省道路局長、旧日本道路公団理事などを経て2007年10月、同公団分割民営化で発足した同社の初代社長に就任。「安全、安心、快適な高速道路空間の提供のため」関連企業の連結子会社化による管理コストの削減や、施工方法見直しによる建設コスト縮減を進めてきた。

 井上社長は「栃木県内はETC(自動料金収受システム)の利用が84%になり、料金収受に伴う渋滞はなくなった。東北道上り矢板インターチェンジ付近の渋滞解消のため、インターからの合流車線の延長工事を、来夏完成を目指して進めている」と紹介。また「北関東道は岩舟ジャンクションから佐野田沼インターまでは、来年のゴールデンウイーク前に出来上がる。残りの区間も11年中ごろまでになるべく早く開通させたい」と話した。

 質疑応答で民主党の政策で高速道路が無料化になった場合の対応について「地域活性化など目的に異存はないが、コストを自分たちの判断でいろいろ運営できるようにさせてもらえないと、民営化ではなくなる。その点の経営判断ができるよう、お願いしたい」と答えた。