「関東における物流の将来展望」 国土交通省関東運輸局長 福本秀爾氏

下野新聞社主催の第七十二回「しもつけ21フォーラム」が四日、宇都宮市内のホテルで開かれ、国土交通省関東運輸局長の福本秀爾氏が「関東における物流の将来展望」と題して講演した。福本氏は「日本の港湾の国際的地位が低下する中で、京浜港の輸送力増強が重要だ」と強調した。

世界港湾のコンテナ取扱量で、京浜港は一九八〇年に五位にランクしていたが、アジア諸港の躍進などにより、二〇〇七年は十五位にまで下がった。福本氏は「将来、フィーダーポート(市場規模の小さい港湾)化する恐れがある」とした。

東京、川崎、横浜の三港を管轄する三自治体が昨年締結した「京浜港の広域連携強化に関する基本合意」に関する取り組みを紹介。

「はしけ輸送拡大による環境対策の推進や、入港料の一元化などを進めていく。連携によって、コスト低減、貨物集荷力の強化、サービスの向上が期待できる」と述べた。

本県の物流については「普通倉庫の立地面積が、経済状況がほぼ同じの群馬県の半分強しかない。規模の割に少ないのではないか」と指摘した。