「地上デジタル放送をもうご覧になっていますか? ~アナログ放送終了まであと774日~」 総務省関東総合通信局長 岡山淳氏

下野新聞社主催の第75回「しもつけ21フォーラム」が10日、宇都宮市内のホテルで開かれ、総務省関東総合通信局長の岡山淳氏(53)が「地上デジタル放送をもうご覧になっていますか? ~アナログ放送終了まであと774日~」と題して講演した。岡山氏は「デジタル化の根本的な理由は『通信と放送の融合』。すべてが同じ仕組みで動くことで便利になる」と強調した。

アナログ放送終了が2011年7月24日に迫る中、「すでに地上デジタル放送対応のテレビなどを持っている世帯は全国で約6割。しかし実際に視聴している世帯は51・8%」と説明。本県の普及率は59・6%で平均的な数字という。

地デジ化のメリットとしては(1)豊かな放送サービスの実現(2)約35%節約できる周波数の有効活用(3)他分野への波及効果−を挙げた。

高画質な映像を見られるだけでなく、余った周波数を交通や防災システムへ活用することなどが考えられるという。また「01年から21年までの20年間で、約249兆円の経済効果を試算」と述べた。

一方山間部など地デジの受信困難な難視聴地域についても言及。本県は181地区の1万世帯以上とみられ、「放送事業者による中継局の建設について研究するほか、共聴施設の新設や光ファイバー網の活用などの対策を検討する」と語った。