友人とおぼしき人々と記念写真に収まる二郎さん(中央)

 二郎(じろう)さんは南部藩士の血筋で、お父さんは三井物産の参事まで務めて、しょっちゅう外国に行っているような方でした。

 後に聞いたのですが、二郎さんは小さい頃から妹さんともども、継母と複雑な関係の中で育ってきたそうです。