「時代とともに変化を勝ち残る経営説く」 大和ハウス工業会長兼最高経営責任者(CEO) 樋口武男氏

下野新聞社などが主催する第六十二回「しもつけ21フォーラム」が二十日、宇都宮市内のホテルで開かれ、大和ハウス工業会長兼最高経営責任者(CEO)の樋口武男(ひぐちたけお)氏が「勝ち進む経営」と題して講演した。原油高、少子高齢化など企業にとって不安材料が山積する中で「勝ち残っていくためには、時代とともに変化できる経営が必要」と語った。

樋口氏は一九六三年に入社。以降、創業者の故・石橋信夫(いしばしのぶお)氏から掛けられた言葉は「いつも短い一言だったが、いろいろなことを教わった」と振り返った。

福岡支店長時代は、石橋氏から九州全体の支店の状況を何度も聞かれたため「九州のブロック長に聞いてください」と答えた。だが、後になって「常に一つ上の仕事をやれ、と言いたかったのだろう」と気付いたという。

債務超過寸前だった大和団地の社長に就いた際は、持ち前の指導力で経営を立て直したが「(石橋氏から)さまざまな角度から試され、その都度、自分で考えてきたからできた」と感慨深げに話した。

JR宇都宮駅東口地区の複合ビル内に進出を計画しているホテルについては「栃木はまだまだ繁栄し、可能性のある地域だと見込んでいる」と強調した。