「社会の期待に応え続けるために」 積水化学工業社長 大久保尚武氏

下野新聞社などが主催する第六十一回「しもつけ21フォーラム」が十五日、宇都宮市内のホテルで開かれ、積水化学工業社長の大久保尚武(おおくぼなおたけ)氏が「社会の期待に応え続けるために~環境貢献製品で際立つ企業へ」と題して講演した。

講演で大久保氏は同社が目指す環境創造型の経営について語った。「エコロジーはコストが掛かる、との意識があったが、エコロジーとエコノミーは両立できるはず」として、一九九九年の社長就任時から環境問題を経営の重要課題に位置づけ、取り組んできたことを明らかにした。

環境負荷低減効果のある製品三十三製品を「環境貢献製品」とし、二〇一〇年度には、連結売上高に占める比率を40%に拡大する目標を掲げていることなどを説明した。

また、排出したすべての廃棄物を再資源化する「ゼロエミッション活動」にも取り組み、三十五の生産事業所で達成したことを示し、「業界に先駆けて施工現場でのゼロエミッションも進めている」と述べた。

来場者からの質問の時間では、最近の住宅購入層の動向や、政府が何世代もの家族が一つの家を使い続ける「二百年住宅」の普及に取り組み始めたことを挙げ、「リフォームを含めたアフターメンテナンスと新築住宅の販売を連動させて考える時代になった」との考えを示した。