「とちぎを有名有力県にするための十のプロセス」 栃木県知事 福田富一氏

福田富一知事は九日夜、宇都宮市内で開かれた「しもつけ21フォーラム」(下野新聞社など主催)で講演し、県内のブランド力向上を目指し、新年度に「食の回廊ブランド化推進事業」に取り組む考えを明らかにした。「食の街道」を五カ所選び、ソフトとハード事業の両面から支援していくという。事業は二カ年で計十カ所選定するとしており、地域が市町村の枠を超えて連携していく仕組みを打ち立てたい考えだ。また既に進出している県内企業を対象に、新年度予算で設備更新などを応援していく考えも示した。

知事は「とちぎを有名有力県にするための十のプロセス」と題し講演。本県は潜在成長力が全国八位と報道されたり、県民所得や県内総生産、貯蓄高など「いろんな指標で全国上位にランクされている」が、「影が薄い」と指摘した。

この「無名有力県」を返上する取り組みの一つとして、知事はブランド力の向上を挙げた。新年度の重点テーマに掲げており、地域資源や産業分野のブランドづくりなどを目指す。

具体的には「食の回廊」のブランド戦略を策定し、新年度は地域ごとに「食の街道」を五カ所程度認定する。推進協議会を組織し、メニュー化した事業の応援を二カ年行っていくという。

このほか知事は、既に県内に進出している企業から「県は(進出後に)全く応援してくれない」という声が寄せられている、と強調。新年度予算の中で、設備更新などを応援していく考えを示した。

「これから予算査定になり、あまり大風呂敷は広げられないが、多額の納税をしてくれた既存企業の応援を考えたい」と述べた。