「これからの百貨店経営~百貨店の役割と価値創造」 東武百貨店社長 根津公一氏

下野新聞社などが主催する第六十回「しもつけ21フォーラム」が十一日、宇都宮市内のホテルで開かれ、東武百貨店社長の根津公一氏が「これからの百貨店経営~百貨店の役割と価値創造」と題して講演した。根津氏は、情報・文化の発信機能を備えた地域密着型の店作りについて語った。

根津氏は、伊勢丹と三越の経営統合など、再編が進む百貨店業界の動向を紹介。その中で、親会社である東武鉄道の方針として沿線を重視した百貨店経営をし、他社との統合の考えがないことを示した。東武宇都宮百貨店の在り方について、「時間消費型の快適な店舗作りが必要」とし、季節のディスプレーや地域団体と協力したイベント、文化事業として院展の開催などに注力していることを紹介した。

経営方針として「親切一番店」をキャッチフレーズに掲げ、販売員の質向上を図るため、表彰制度やロールプレイング実技指導などを導入。

「お客さまの変化に対応した品ぞろえ、サービスが顧客価値の創造につながる。地域密着型の経営を推進したい」と語った。