「“安全と信頼”へのあくなき挑戦」 日本信号社長 西村和義氏

下野新聞社など主催の第四十九回しもつけ21フォーラムが四日、宇都宮市内のホテルで開かれ、日本信号の西村和義社長が「“安全と信頼”へのあくなき挑戦」と題して講演した。不測の事態が起きた場合の被害を最小限にとどめる「フェイルセーフ思想」に貫かれた同社の主力事業の数々について説明し「お客さまから企業価値を認められない会社は二十一世紀に存続することはできない」と述べた。

西村社長はまず、同社の概況を「人の動くところ、車が動くところには必ず何らかの形で関与している会社。社会のインフラを担うことに社員は使命感と誇りを持っている」と説明。同社が開発した「腕木式信号機」について部品のワイヤーが切断された場合、自動的に停止信号が出るようになっているシステムを例に「フェイルセーフ思想に基づき、どんなことが起きても事故を起こさないよう設計されている」と強調した。

また、日本で初めてとなった駅の自動改札機トータルシステムやチケット四枚同時投入可能な新幹線自動改札機が宇都宮市の平出工業団地内の同社宇都宮事業所で研究、開発されたシステムであることを明かした。

最後に同社の社会的使命について「経営はアンカーのいない駅伝のようなもの。地域社会とお客さまに企業価値を認められた上で、雇用の確保を果たしていくことが最大の社会貢献だと思う」と述べた。