「カルビー成長の軌跡」 カルビー社長 中田康雄氏

下野新聞社など主催の第四十七回しもつけ21フォーラムが十四日、宇都宮市内のホテルで開かれ、カルビーの中田康雄社長が「カルビー成長の軌跡」と題して講演した。商品戦略や変化に即座に対応できるカンパニー制を導入していることなどについて話した。

中田社長は同社が同市の平出、清原の両工業団地に進出していることや、主力商品が五年もしくは十年ごとに誕生し、同社の成長を支えてきたことを紹介した。ポテトチップス市場に参入した当初は苦戦を強いられていたことも明らかにした。

その上で「スナック食品は工場の出来上がりが一番おいしい。この感動をお客さまに届けたい」との思いから、効率性向上にもつながる在庫の削減活動に取り組みながら、鮮度にこだわった経営に徹していることを強調した。

同社が北海道から九州までを七つの地域に分け、カンパニー制を導入していることにも触れ、「中小企業並みの変化へのスピード対応ができる。また、ITやマーケティング面などは大企業並みのインフラを備え、カンパニーが大企業並みの経営資源を使える」と説明した。

社員個人の成長にもこだわっていることから、「従業員一人一人が企業経営に大事。人のために組織があるというところまで突き詰めて考えている」と述べた。