「とちぎの元気紹介」 栃木県知事 福田富一氏

福田富一知事は十一日、宇都宮市内のホテルで開かれた「しもつけ21フォーラム」(下野新聞社など共催)で講演し、県内に生産拠点や研究開発機関を置く企業を紹介する「産業ミュージアム」設置に意欲を示した。またナシやイチゴを中心に栃木ブランド農産物の海外戦略を積極的に進め、市町村が「キラ里(り)」と輝く地域づくりへ、わが町自慢の資料を一冊にまとめる考えも明らかにした。

昨年十二月に就任した知事は「とちぎの元気紹介」と題して講演。スティックシュガー生産日本一やパスタの国内市場占有率トップの県内企業など具体例を次々と挙げながら、「ナンバーワンや国内唯一、世界唯一の企業がいくつもある」と説明した。

一方で「いろんな企業が県内に立地しているが何を作っているのか、働いている人以外の県民で企業名と一致する人は少ない」と強調。「本県はものづくり県であり、首都圏にも近い。産業ミュージアムが欲しい」と訴えた。

同ミュージアムを通じて県民に企業とその生産品を知ってもらい、「メード・イン栃木を少しでも買ってもらう機会にしたい」と述べた。

さらに昨秋から香港に輸出しているナシの「にっこり」に続き、今月二十日には生産日本一のイチゴ(とちおとめ)を農協が香港に空輸する取り組みを挙げ、栃木ブランド農産物の海外戦略も意欲的に語った。

このほか県内四十七市町村の「わが町自慢」を県民に知らせる取り組みも必要だとし、「これからは県民一人ひとりが何でもいいから自慢する、ほらを吹くべき」と会場をわかせた。