高校生がイメージしやすいように企業などを「食べもの」「ものづくり」「情報・広告デザイン」「生活」の四つのキーワードで分け、生徒はそれぞれ20分ずつ回る。企業から仕事内容や特徴、やりがい、大学からは学びと仕事のつながりなどの説明を受ける。また食品の生産工程や情報紙の企画会議などの仕事体験もする。来年度は市内15校での実施を検討している。
市商工振興課によると、県内の高校を卒業し大学等に進学した人のうち、他県に進学した人の割合は約8割という。同課は県外に進学し、そのまま就職する学生が多いと見ている。
佐藤市長は会見で「人口流出を食い止めるためには、宇都宮に戻って来ていただける環境を整備することが必要」とした上で、「実施後、生徒や学校側の意見を聞きたい。(長期的には)学校と連携し、生徒の考え方やその変化、帰ってきたかどうかまで検証したい」と話した。