【真岡】バブル経済崩壊後に就職難だった30代半ば~40代半ばの「就職氷河期世代」を対象に、市が本年度初めて募集した来春採用予定の職員採用試験に県内のほか東京近郊や関西地方から計39人の応募があったことが分かった。このうち37人が8月中に実施された1次試験(総合適性検査)に臨んだ。市は予想を上回る受験者数になったことなどから、13日に予定する1次面接試験を新型コロナウイルスの感染防止対策も考慮し初のリモートで実施する方針。

 職種は一般事務と土木・建築事務で採用予定人数は共に若干名。対象は民間企業などで通算5年以上勤務した高校卒以上の35~44歳の職務経験者としており、居住地や男女は問わない。

 市総務課によると、応募者は男性30人、女性9人。半数以上は県内だが、東京や神奈川、埼玉のほか兵庫や京都からの応募もあった。応募者のうち1次試験は男性2人を除く37人が受験した。

 受験者の多さや新型コロナ感染防止対策などを考慮し、市は1次面接試験をビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」活用のリモート集団面接で行う予定。4、5人のグループに分け、グループごとに市の担当者3人が面接する初の試みという。

 総合適性検査と面接で1次試験をクリアした通過者を対象に、10月下旬の2次試験(作文と集団討論)と11月初旬の最終面接が行われ、同中旬までに合否が決まる。

 同課は「多くても30人程度と予想していたので、それを上回る希望者が受験した。優秀な人材をぜひ確保したい」としている。

 国は就職氷河期世代の就労支援を進めており、地方公務員の中途採用も促進している。県内では本年度初めて採用試験を実施した小山市が土木技師と建築技師各1人の男性計2人の採用を決めたほか、県や鹿沼市も本年度採用試験を行う。