今春の県内新規学卒者の就職内定率は3月末現在で、大卒が前年同期比0・2ポイント増の97・9%、短大卒が0・2ポイント増の97・3%、高卒が前年同期と同じ99・5%で、いずれも統計比較可能な1998年以降で最も高かったことが27日、栃木労働局のまとめで分かった。
 
 大卒は3年連続、短大卒は2年連続でそれぞれ過去最高を更新した。高卒は4年連続、同じ99・5%で、今回も過去最高を維持した。

 同日、県庁で記者会見した白兼俊貴(しろかねとしき)局長は「若者に対するニーズがさらに高くなっている」と指摘した。企業側には将来を見据え、不況期に採用を抑えたことで、いびつになった人員構成を是正したい意向もあるとみられる。

 県内ハローワークで受理した大学、短大、高専、専修生ら向けの求人数も2・7%増の5329人と、98年以降で最も多かった。

 高校生向け求人数は11・4%増の7641人。2008年秋のリーマン・ショック以降で最多だったが、求職者は1・5%減の3643人となり、求人倍率は0・25ポイント増の2・10倍と、1998年以降で初めて2倍を超え、過去最高となった。

 大卒求人は、生活関連サービス・娯楽業の33・8%増、建設業の29・0%増が目立ち、規模別では1千人以上の大規模事業所で18・2%増と大きく伸びた。

 高卒求人は、製造業の20・4%増、卸売・小売業の17・1%増、建設業の12・6%増が目立った。規模別では大卒求人とは逆に、299人以下の中小事業所で需要が高く表れた。