ボランティア活動学ぶ 市貝中

 下野新聞社の出前講座「しもつけ新聞塾」が9日、市貝(いちかい)町中央公民館で開かれ、社会部の佐藤洋(さとうひろし)記者が「新聞から学ぶボランティア~今何ができますか?」と題して話をした。

 同町城見ケ丘大学主催の中学生向けサマーボランティア講座の一環(いっかん)として開催。市貝中の1~3年生計31人が受講した。

 ボランティア活動のポイントについて佐藤記者は(1)人の役に立つ(2)お金をもらわない(3)自分から進んで行う−の3点を挙げ「役所の仕事や奉仕(ほうし)活動と、ボランティア活動は違う。『自発的に行う』ということが一番大事」と説明した。

 続いて阪神淡路大震災(はんしんあわじだいしんさい)の被災者(ひさいしゃ)らを取材した自身の体験や記事を紹介。当時不備だった被災者とボランティアをつなぐネットワークが、その後の法整備などを経て各地に広がっていった経緯(けいい)を示した。

 さらに3月11日に発生した東日本大震災で、県内ボランティア団体が行う募金活動や現地での泥(どろ)出しなどを伝える記事や写真の数々を紹介。「現場に行かなくても中学生にできることは何か」と問い掛け「メッセージを書いたり節電(せつでん)対策を考えるなど、ヒントは新聞に載(の)っている。想像力を膨(ふく)らませ、自分に何ができるか、ぜひ考えてもらいたい」と締めくくった。

 [写真説明]しもつけ新聞塾を受講する市貝中生