しもつけ新聞塾

下野新聞社は、記者を学校や公民館などに派遣する学生向けの出前講座「しもつけ新聞塾」を開講しています。「新聞を学ぶ」「新聞で学ぶ」「新聞を作る」の三つのカテゴリーから、それぞれのご要望に応じ楽しく分かりやすく授業を行います。読む力、考える力、表現する力を身に付けてもらうのはもちろん、社会への関心の目を育むきっかけづくりとして、ぜひ「しもつけ新聞塾」をご活用ください。「しもつけ新聞塾」は無料です。講座では下野新聞社のオリジナル副読本「新聞作りの教科書」(小学生向け)「新聞活用ガイドブック」(中学生以上向け)や、当日の下野新聞を一人一人に配って講義を行います。

※大人向けの講座は別途講師料をいただきます。詳しくは電話でお問い合わせください。

specialNIE(しもつけ新聞塾)

NIE出前講座「しもつけ新聞塾」の主な内容

新聞を学ぶ

役割・特性 (ねらい)
◆新聞の役割や特性(他メディアとの違い)、報道の意義などを考えます。
初級 中級 上級
10分 20分 30分
小学校高学年レベル 中学生レベル 高校生レベル
構成・つくり (ねらい)
◆複数の記事と見出し、写真、広告などから成り立つ紙面の構成・つくりについて理解を深めます。
20分
1面を見ながら、記事と見出し、写真、広告など構成要素を知るとともに、記事の大きさの違い(価値判断)や編集上の決まり事を学びます。
新聞制作過程 (ねらい)
◆身近な新聞が自宅に届くまでにたくさんの人たちの手を経ていることを知り、仕事の在り方を理解するとともに、社会における新聞の大切さに目を向けます。
15分
取材から始まり執筆、割り付け、印刷、そして配達までの一連の新聞制作工程を説明します。
記者の仕事 (ねらい)
◆新聞記者の仕事を具体的に知ることで、情報収集の大切さやコツを理解するとともに職業意識を醸成します。
15分
新聞記者がどのように「ネタ」を集め、記事を書いているのか。新聞記者の仕事で大切なことや大変なことなどについて話します。

※時間は目安です

新聞で学ぶ

読み比べ (ねらい)
◆新聞を読み比べることで、「つくり」による新聞社からの情報発信意図を理解します。また、記事を読み比べることで筆者の執筆意図を理解し、ニュースには多面的側面が隠れていることを理解します。
初級 中級  
30分 45分  
◆1面の記事を読み比べ、新聞社によって「つくり」が違を明らかにします。また、2つの新聞記事を読み比べ、相違を見つけます。 ◆1面の記事を読み比べ、新聞社によって「つくり」が違う意味を考えます。また、2つの新聞記事を読み比べ、相違を見つけることで筆者の意図を理解します。  
書き分け (ねらい)
◆書き手は伝えたい内容によって同じ出来事でも記事の書き方を変えます。記事を書き分ける意味を理解し、自ら記事を書き分けられるようにします。
初級   上級
20分   40分
◆昔話の「桃太郎」を基に新聞記事を書きます。桃太郎サイドと鬼サイドの両面から書くことで、記事の受け手がどのような人なのかで書き分けることを学びます。   ◆一つの出来事のの中から、本文、サイド、解説など内容によって記事を書き分けることをまなびます。
スクラップ新聞 (ねらい)
◆新聞記事を読んで記事に感想を書いたり、テーマを持って記事をまとめる過程で「読む力」や「考える力」「表現する力」など身に付けます。また、世の中の出来事への関心を高め、社会を見詰める目を養い、より良い社会やそれぞれの生き方について思いや考えを深めてもらうのが大きな狙いです。
初級 中級  
20分 90分  
◆1日の新聞の中から、気になった記事を選び切り抜きます。A4版のスクラップ用紙に1つづつ貼付し、選んだ理由や感想などをそれぞれ書き記します。 ◆複数の新聞からテーマを考え記事を複数選び切り抜きます。A2の用紙に貼り付け、タイトルや感想などを書き込み割り付け、スクラップ新聞を完成させます。  

※時間は目安です

新聞を作る

割り付け (ねらい)
◆紙面全体を考えて個々の記事や見出しの配置を考えるのが「割り付け」です。実践を通し、割り付けのこつを学びます。
初級 中級
20分 40分
個人ワーク。B4版5段の割り付け用紙を使い、3~4つ分の記事の見出しや写真の配置場所を考えます。実際に鉛筆で線を引いて練習します。 グループワーク。事務局が用意した記事、見出し、写真の中からグループごとに価値判断をして配置を考えます。切り貼りによる壁新聞が完成します。 B4版5段または7段の割り付け用紙を使用して、「流し組」の基本を学びます。記事は4~5つ入れることを想定しています。
取材の仕方 (ねらい)
◆書き手の意図に合わせて、取材相手に対して的確な質問をすることを学びます。
初級 中級  
20分 30分  
5W1Hを確実に取材し、誰に何を伝えたいのかを考えて取材相手に質問することを学びます。 資料を見て読み取ったことを文章にまとめる学習をします。  
記事の書き方 (ねらい)
◆的確な取材対象を選び取材対象が伝えたいこと、取材対象を通して伝えたいことを明快な文章で記事を執筆することで、受け手を意識した「伝わる」文章の書き方を理解します。
初級 中級 上級
20分 40分 60分
昔話の「桃太郎」を基に5W1Hを組み込んだ新聞記事を書き上げます。桃太郎サイドと鬼サイドと立場を変えて書く書き分けの基礎も学習します 取材メモを取るコツ、意見文の書き方読者登壇の書き方などを学びます。 主題に合わせて記事をどのようにかき分けるのか学びます。
見出し (ねらい)
◆記事の内容から5W1Hを読み解き、適切な語句を選んで明瞭な見出しをつけることで、書き手の意図、伝いたいことを容易に理解できるようにします。
初級 中級 上級
20分 40分 60分
見出しの構造を理解し、新聞記事から5W1Hを抜き出す。その記事に文字数にこだわらず適切な見出しを1つ付ける。 主見出し、ソデ見出しなど複数の見出しの構成を理解し、新聞記事にできるだけ短い文字数で見出しを付ける。 読者に最も分かり易い洗練された見出しを限定した文字数で付ける。さらに、インパクトのある見出しの付け方を習得する。
写真・図 (ねらい)
◆記事の内容を補完する重要な要素としての写真や図の使い方を知ることで、情報伝達の視覚的効果の重要性を理解します。
初級 中級  
20分 40分  
基本的な写真、図版の使い方を学びます。 写真を実際に撮影することで、効果的な写真の撮り方を学びます。  

※時間は目安です

 

※担当の先生と相談の上、上記プログラムを組み合わせて行います。上記以外の内容についても相談に応じます。

 

NIE出前講座「しもつけ新聞塾」スケジュール

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