【宇都宮】東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)などから宇都宮へ若者を就職させようと、市は情報冊子「UJIターン就職ガイド」を初めて作製した。市内企業へのUJIターン就職を実践した若手社員の体験談のほか、通勤時間の短さなど東京圏とのデータ比較を通して働きやすさや住環境の良さをPRしており、8千部を県内外の大学などで無料配布している。

 UJIターンは出身地から地域外に進学・就職で転出後、出身地に戻る(U)、出身地の近隣地域に戻る(J)こと。Iは出身地にかかわらず、住みたい地域に就職・移住すること。

 市人口は2017年をピークに減少に転じる推計で、持続的な経済発展のため若い労働力人口の確保が課題となっている。特に市内から東京圏に若者の流出が目立っていることから、若者の流入増に向けた施策の一環としてガイドを作製した。

 ガイドはA4判オールカラーで16ページ。市内の百貨店や食品製造機械メーカーなどに就職した若手社員4人へのインタビュー形式で、その企業や宇都宮での就職を選んだ理由、仕事のやりがいや魅力を紹介。実体験を通して「グローバル企業は東京ばかりにあるわけではない」といったメッセージを後輩に寄せている。

 また、持ち家率や家賃の安さ、通勤時間の短さなどを東京と比較し、暮らしやすさもアピール。市商工振興課は「ガイドを通して魅力的な優良企業が宇都宮にたくさんあることを知ってほしい。今後もさまざまな施策を通してUJIターンを促進したい」などとしている。

 ガイドは東京圏の92校や県内13校の大学、都内のとちぎUJIターン就職サポートセンターで配布しているほか、8日に市内各地で開催される成人式でも配られる。(問)同課028・632・2446。