栃木労働局が29日発表した6月の県内有効求人倍率(季節調整値)は1・17倍で、前月と同水準だった。

 全国順位も前月と同じ34位だった。季節調整ベースで、有効求人数は前月比2・2%増の3万7644人、有効求職者数は同1・9%増の3万2059人。前月からの増加率が同程度で、求人倍率に大きな影響はなかった。

 一方、原数値では有効求人数は増加傾向、有効求職者数は減少傾向にあり、雇用情勢の判断は「一部に厳しさが見られるものの、改善が進んでいる」と、14カ月連続で据え置いた。

 新規求人倍率は前月を0・05ポイント上回り1・66倍。正社員求人倍率は0・79倍で前月と同水準だった。

 新規求人数(原数値)は1万4042人。産業別に見ると、食料品製造(前年同月比21・7%増)や運輸・郵便(同42・8%増)の増加が目立った。猛暑を見据えたアイスや冷たい麺類の需要、配送ニーズが背景という。

 減少は生活関連サービス・娯楽(同10・2%減)や輸送用機械器具製造(同20・7%減)などで、新規学卒者の就職活動が始まり、採用を中途から新卒へ切り替えたことなどが影響した。