【茂木】町は、町と栃木労働局が就労支援協定に基づき昨年10月に町役場敷地内の別棟に開設した「もてぎジョブセンター」の半年間の利用状況をまとめた。紹介就職者数は76人と目標の約2・5倍に及んだほか、雇用開拓員の働きで町内53社から求人を得るなど、利用者の就職支援や企業の雇用確保に一定の成果を上げている。ハローワーク真岡(真岡公共職業安定所)の小森透(こもりとおる)所長は「滑り出しは順調。就職者の定着率を含め継続的に数字を残すには、求人情報の継続的な確保などが必要」としている。

 同センターは、ハローワークの就職相談員と町嘱託の雇用開拓員各2人の計4人で業務を実施。求人検索などはハローワークと同一システムを活用している。

 開設後半年間の新規求職者数は160人で、延べ利用者数では820人。そのうち就職者数は76人で、町と同安定所が設定した当初目標の30人を大きく上回った。ほかに自己就職は5人。

 年代と男女別では、30代および50代の女性、60代以上の男性が多く、主婦や再就職を目指す高齢者がパートタイムで就業する事例が多かった。職業分類では「運搬・清掃・包装」の軽作業が約3割に当たる24人。

 町商工課によると、2013年度の同時期に同安定所で取り扱った同町の事例数よりも同センター開設後の新規求職者、就職者は約1・4倍に増加。同課は「真岡市まで行かなくても就職相談や求人ができる利便性や一人一人に時間をかけたきめ細かい対応が利用者に認識された」と分析する。

 一方で10代、20代は利用者、紹介就職者とも全体の約17%にとどまっており、同課は「高校、専門学校、大学の生徒や学生への就職説明会など若年層へのアピールにも力を入れていきたい」としている。

 町は今後、さらなる利便性の向上のため現在平日の午前8時半~午後5時15分となっている利用時間の延長や休日利用について関係機関と協議したい考えで、古口達也(こぐちたつや)町長は「利用者からの要望も踏まえ、より多くの人々に利用してもらえる施設にしていきたい」と話している。