「掘りだそう、自然の力。~人の成長と企業の成長~」 カルビー代表取締役社長兼COO 伊藤秀二氏

 しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)の12月例会が16日、宇都宮市内で開かれ、カルビー代表取締役社長兼COOの伊藤秀二(いとうしゅうじ)氏(59)が「掘りだそう、自然の力。~人の成長と企業の成長~」と題して講演した。

 伊藤氏は2006年から取り組む成長への変革について説明した。同社は、消費者が描く「かっぱえびせん」、ポテトチップスなど菓子のイメージが強く、社員が思っている食品企業のイメージと懸け離れていたことに着目した。そこで「健康」重視を内外に示し、シリアル食品「フルグラ」を大きく成長させた。

 また収益性の高いグローバル食品企業への転換を目指し、自己の意思と力で決定できる「自立的な実行力」を提示。会議、書類などの簡素化、人事などの透明化、管理職の分権化、さらに働き方の改革を推進した。「個人を成長させないと企業は成長しない。人が成長して結果として企業が成長する」と強調した。

 県内の同社工場は、国内生産最大の約30%を占めるという。「栃木県のシリアル、ポテトスナック国内生産ナンバーワンをアピールしたい」と述べた。

 伊藤氏は福島県出身。法政大卒。1979年に入社し、取締役常務執行役員CMOなどを経て09年6月から現職。