「オープンイノベーションと地域創生の事業化」 イトーキ代表取締役社長 平井嘉朗氏

 しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)の8月例会が19日、宇都宮市内で開かれ、イトーキ代表取締役社長の平井嘉朗(ひらいよしろう)氏が「オープンイノベーションと地域創生の事業化」と題して講演した。

 平井氏は新たなオフィス空間を提案する東京・京橋の施設「SYNQA(シンカ)」が、企業の枠を超えて技術やアイデアを持ち寄り革新を生むオープンイノベーションの拠点になっていることを紹介。

 さらに地域材を積極活用し森林再生を重視した「Econifa(エコニファ)」など同社が取り入れる製品作りや、特許開放によるビジネスマッチングなどCSV(共通価値の創造)の取り組みを挙げ、「企業は収益を上げる組織だが、その事業を社会的な課題解決につなげなければならない。そうしたわれわれの活動は地域創生につながっている」と強調した。

 また企業が社会の未来を創るCSW(社会的価値の共創)が、今後の企業のあるべき姿だと指摘。「志をしっかり持ち、収益の方向をもっと社会課題の解決につなげることが大事」と結んだ。

 平井氏は東京都出身。関西学院大卒業後、1984年に入社。営業戦略統括部長、執行役員を経て2015年から現職。55歳。