「リージョナルバンクへの取り組み~地域活性化とゆうちょ銀行」 ゆうちょ銀行取締役兼代表執行役社長 池田憲人氏

 しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)の10月例会が19日、宇都宮市内で開かれ、ゆうちょ銀行取締役兼代表執行役社長の池田憲人(いけだのりと)氏が「リージョナルバンクへの取り組み~地域活性化とゆうちょ銀行」と題して講演した。

 池田氏は一時国有化された足利銀行の元頭取として経営再建に尽力したほか、東日本大震災事業者再生支援機構では事業者目線での企業再生を指揮した。これらの経験を振り返り、地域金融機関に求められる役割について「成長力のある企業にいかにお金を回すか。事業者と膝をつき合わせ対話することが大事だ」と訴えた。

 全国に約2万4千の窓口を持つゆうちょ銀行。地域との関係については「地域の金融機関といかにうまくやっていくか。他の金融機関と違うことをやらなければならない」とし、貸し出しなど与信業務への参入には慎重な姿勢を示した。その上で「地域金融機関と一緒に地域へお金が流れる仕組みを考えていく。10年後を見据えた新たなビジネスモデルを来年半ばまでに作りあげたい」と強調した。

 池田氏は神奈川県出身。東北大卒業後、横浜銀行入行。2003年12月に一時国有化直後の足銀頭取に就任。東日本大震災事業者再生支援機構社長を経て、4月にゆうちょ銀行代表執行役社長、6月から現職。68歳。