「地域社会のご期待にお応えする企業を目指して」 東日本高速道路(ネクスコ東日本)社長 廣瀨博氏

 しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)の5月例会が19日、宇都宮市内で開かれ、東日本高速道路(ネクスコ東日本)の廣瀨博(ひろせひろし)社長が「地域社会のご期待にお応えする企業を目指して」と題して講演した。

 同社が維持管理する高速道路は2014年度末時点で約3800キロあるが、開通後30年以上を経過した道路が16年度末には約4割を占めるという。廣瀨氏は道路の安全性確保を「全てにおいて優先する」と強調した。

 渋滞対策として、東北自動車道の岩舟ジャンクション−栃木インターチェンジ(IC)間の付加車線工事を挙げ「ことし中に終わらせる予定で、鋭意取り組んでいる」とした。さらに「矢板IC付近はかつて渋滞がひどかったが、付加車線の設置により渋滞はほぼ解消した。岩舟も同様にしたい」と意欲を示した。

 東京以西から東北地方などに向かう場合、圏央道経由よりも首都高速道路経由の方が料金が安い現状に触れ、16年度から料金を統一するほか、将来的には道路の混雑状況に応じ料金を変動させ渋滞を緩和させる段階的見直し案を説明した。

 北関東自動車道の全線開通について「工場立地件数で、北関東3県は全国平均の2倍となっている」と効果を強調。本県との包括的提携協定で「観光、災害等を含め、日常的なつながりをもっと深めたい」とした。

 廣瀨氏は1944年岡山県生まれ。神戸大卒業後、67年に住友化学工業(現・住友化学)入社。同社社長などを経て、2012年から現職。