「どうなる?今後の日本経済!」 第一生命経済研究所主席エコノミスト・永浜利広氏

 第140回しもつけ21フォーラム1月例会(下野新聞社主催)が6日、宇都宮市本町の宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、第一生命経済研究所主席エコノミストの永浜利広(ながはまとしひろ)氏が「どうなる?今後の日本経済!」と題して講演した。

 永浜氏は「ことしの国内経済は期待できる」と景気回復の進展を予測。さらに、2月ごろ成立予定の経済対策が景気回復を下支えするとともに、原油価格の下落などが4月下旬以降、個人消費の持ち直しにつながると見通した。

 為替については「さらに円安が進む可能性が高い」と指摘。米国の金融政策は緩和から引き締め方向にあり、ドル高の局面が続くと分析した。また為替とマネタリーベースの関係から、レートは年末には「1ドル127~128円」と予測した。

 永浜氏は安倍晋三(あべしんぞう)首相の経済政策“アベノミクス”を「100点満点で70~80点」と高く評価。法人税改革や賃上げ要請、公的年金の資産構成見直しなどが実を結んでいる点を挙げ、今後の課題として人口減少や雇用、農業問題にどこまで踏み込めるかが重要と述べた。

 永浜氏は1971年足利市生まれ。95年に早稲田大卒業後、第一生命保険に入社し2000年、第一生命経済研究所経済調査部副主任研究員、08年から現職。一橋大大学院非常勤講師、あしぎん総研客員研究員なども務めている。