「地域にプロスポーツチームがあること~豊かなスポーツ文化の発展を目指して~」 Jリーグチェアマン 村井満氏

 第142回しもつけ21フォーラム3月例会(下野新聞社主催)が5日、宇都宮市内で開かれた。サッカーJリーグでチェアマンを務める村井満(むらいみつる)氏が「地域にプロスポーツチームがあること~豊かなスポーツ文化の発展を目指して~」と題して講演した。

 Jリーグは1993年に10クラブでスタート。現在は52クラブ、37都道府県に広まった。今季は7日に開幕、新たに前・後期の2ステージ制を導入するなど大きな変革期を迎えた。

 村井氏は、来場者数の減少や観客の平均年齢が上昇している中でチェアマン就任を打診され、就任の際には葛藤があったことを明かした。その上でサッカーのライバルはプロ野球など他競技ではなく、アミューズメント施設やショッピングモールなどスポーツ以外の他のコンテンツとも競わなければならないと語った。

 Jリーグの成長には「フェアでタフな精神を持ってプレーすることはもちろん、人材やデジタル部門への投資が重要」と指摘。また、2013年の地域貢献活動回数が、Jリーグ40クラブで最多だった栃木SCの例を挙げ、「クラブが街へ行って地域と触れ合うことが大切。地域貢献活動がJリーグの本業で、クラブライセンスを発行する根幹になる」と訴えた。

 村井氏は1959年生まれ、埼玉県出身。2008年にJリーグ理事に就任し、14年1月に理事長職となる5代目のチェアマンに就任した。