「関東における航空事情について」 スカイマークの代表取締役社長 西久保愼一氏

 第133回しもつけ21フォーラム6月例会(下野新聞社主催)が25日、宇都宮市本町の宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、低価格の航空輸送サービスを提供するスカイマークの代表取締役社長西久保愼一(にしくぼしんいち)氏が「関東における航空事情について」と題して講演した。

 同社は1996年設立。航空運送事業に新規参入し、国内大手2社からの独立性を保ちながら国内33路線を運航している。

 西久保氏は関東地方の空港の現状を「羽田は各社が発着枠獲得争いを繰り広げ、成田は羽田の国際化で需要が低下しつつある」と説明。同社が乗り入れる茨城空港は「都心を通らず車で利用できるため利根川以北のマーケットをつかんでおり、将来的には期待が持てる」とし「スカイマークは修学旅行や法人の団体旅行などの需要拡大に力を入れていく」と述べた。

 同社の低価格戦略については「単に仕入れや人件費を削ることとは違う。基本は一定の投資に対して、どれだけ効率化できるかがローコストキャリアの神髄だ」と強調。最小限に抑えた客室内サービスも「あくまでも航空運送事業者として、過剰でない、最適なサービスを提供している」と話した。

 西久保氏は55年、大阪府生まれ。神戸大卒業後、塗料会社勤務を経て85年に起業。IT関連企業社長を務めた後、2003年にスカイマークエアラインズ(現スカイマーク)顧問。04年、社長に就任した。