「学研グループが目指す“まなび”と未来への取り組み」 学研ホールディングス代表取締役社長 宮原博昭氏

 第130回しもつけ21フォーラム3月例会(下野新聞社主催)が6日、宇都宮市上大曽町のホテル東日本宇都宮で開かれ、学研ホールディングス代表取締役社長の宮原博昭(みやはらひろあき)氏が「学研グループが目指す“まなび”と未来への取り組み」と題して講演した。

 学習研究社として1946年に創業して以来、月刊誌「科学」「学習」発行を核に業績を伸ばしてきた。

 2009年に社名を変更し、出版だけでなく、学習塾、子育て支援・高齢者福祉などあらゆる世代を対象に事業を多角化しているが、「DNAはすべて一緒」と宮原社長。例えば、首都圏中心に運営するサービス付き高齢者向け住宅は「一見、学研と無縁に見えるが、利用者にはさまざまな学びの場を提供している。保育園を併設するなど、多世代交流の場にもなっている」と説明する。

 時代の変化に対応するため、海外展開やデジタル化も強化。特に教育のICT(情報通信教育)化には「所得や地域による教育格差が問題となる中、教育の均等を図ることができる」と大きな期待を寄せた。

 民間教育企業としてのモットーは地域密着。「地方に眠っている人材を発掘し、競争力を高めていきたい」と述べた。

 宮原氏は1959年、広島県生まれ。防衛大学校卒業後、86年に学習研究社入社。学研教室事業部長、執行役員などを経て、2010年12月から現職。