「真珠王・御木本幸吉と化粧品事業」 御木本製薬代表取締役社長 岡本暉公彦氏

第105回しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)が8日、宇都宮市の宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、御木本製薬代表取締役社長の岡本暉公彦氏(70)が「真珠王・御木本幸吉と化粧品事業」をテーマに講演した。

岡本氏は三重県出身。花王石鹸(現花王)の研究員として、栃木研究所(市貝町)にも勤務した経験もある。取締役や理事、常勤監査役などを歴任して退任し、2006年から御木本製薬特別顧問。08年から現職。

前置きとして、花王で数多くの製品開発に携わった経験をもとに、「変革の継続がないと企業は続かない」と力説。基礎研究の大切さなどを説明した。

世界で初めて真珠の養殖に成功した幸吉が、御木本製薬を設立したのは1943年。戦中に真珠の製造販売が禁止され、真珠の薬効に注目。タンパク質を含んだ真珠カルシウム剤を開発した経緯などを紹介した。

自らが会社で進めている経営改革、新商品開発の取り組みなども紹介。「創造的な仕事や発明、研究の足跡を見ていく以外にない」と、幸吉の生き方が基本コンセプトになっていることを強調した。