「ルミネの事業戦略と栃木県の役割」 JR東日本副社長、ルミネ社長 新井良亮氏

第109回しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)が6日、宇都宮市の宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、JR東日本副社長で、JR東日本のグループ企業として駅立地型ショッピングセンターを運営するルミネ(本社東京)社長の新井良亮氏(65)=日光市出身=が「ルミネの事業戦略と栃木県の役割」と題して講演した。

新井氏は、現状について「ものを作れば売れた時代ではなく、マーケットの最前線で真実を見続けていくことが非常に重要。その中で何を作り、付加価値を付けるか、知恵の時代だ」との認識を示した。その上で、「『お客のために』という言葉はややもすると、会社から見たお客であり、お客から見た会社、商品になっていない」とし、徹底した顧客志向の重要性を指摘した。

同社の理念「お客さまの思いの先をよみ、期待の先をみたす」を紹介した上で、新井氏は「ルミネの社員だけでお客の思いの先は読めないし、期待を満たすことはできない。パートナー(テナント)のショップにいる人たちが理念を理解しているかだ」と強調。お客が買いたい思う「買い場づくり」など、パートナーと一体となった取り組みなどを説明した。

本県について「地域の経営資源を再認識し最大化するためには、どういうプランを立てていくかで、プランが出なくては駄目」と指摘した。また、東北の表玄関、関東のジャンクションとしての役割に期待を寄せた。