「キリンビールの戦略~組織活性化とシニア対策」 キリンビールマーケティング社長 植木宏氏

第111回しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)が30日、宇都宮市の宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、キリンビールマーケティング社長の植木宏氏(58)=宇都宮市出身=が「キリンビールの戦略~組織活性化とシニア対策」と題して講演した。

ビール業界初の営業活動専門会社として今年1月に発足した同社。植木氏は、キリンが取り組む人材育成と組織力の強化について、目標達成を支援するコーチングや四半期ごとにチーム全員が話し合う「ピットインミーティング」の事例を紹介した。

その上で、リーダーに必要な要素は「チームをどういう価値観で導くのかや主体性を発揮させる力、自ら動く姿勢と考えている。一番大事なのは3つの力がバランスよく構成されることだ」と強調した。

シニア対策については、55~69歳のシニア層の生活や食実態などに関する調査結果を披露。データ分析の結果として「シニア向け商品を提案するアプローチより、いろんなニーズをつかんでテーマを設定し、そのテーマ性を訴えていくことが重要だ」と指摘した。

シニア層に関心が高い健康については「治療などの守りの健康ではなく、備えや攻めの健康、プラス思考の健康を積極的に実践するシニアに『前向きな元気』というテーマで提案していくことを考えている」と述べた。